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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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高校生
神戸の街にも秋が訪れ始め、街路樹が紅葉し始めました。
この街にたどり着いて7ヶ月、毎日あくせく働き何とか生きている。
今日もキツイ仕事が終わり、電車に揺られながら、ぼ~っと薄暗い窓の外を眺めています。
こんばんわ、洋介です。
―――――――――11月22日(火)―――――――――
先日、俺達のブログ「僕と彼女の日々」で、日向が書いていた朝から電車の中で抱き合っている高校生カップルですが、今朝、俺も遭遇しました。
まぁ、俺が見たのは肩を抱いて寄り添っているカップルでしたけど。
そんな光景を回想していたら、ふっと俺の高校時代を思い出しました。
“そう言えば、俺も高校時代同じ事してたんだなぁ”ってね・・・


中学高校とバスケット部に所属していました。
ポジションはポイントゲッター・・・今じゃ考えられない事ですが。
そこそこ強かったんですよ俺達のチーム、森山君の会社の先輩の小村さんとは、ライバルで毎回優勝を争ってました。
でも高校2年の秋、3年生が卒部してやっとで俺達が主力メンバーとして活躍できる様になった頃、俺は交通事故に遭い右足を骨折した。
1年は、バスケ復帰も難しく、俺の選手生命も終わりました。
尖っていた俺に、小学校からの友人武藤が声をかけて来た。
「洋介、お前暇なんだろ、ブラスバンド手伝えよ。うちのブラバン、木管が弱いんだよな。・・・んッ?何だ、お前まさかクラリネットの運指を忘れたなんて言うんじゃないだろうな?」
その言葉に、カチンときた俺は、二つ返事でOKを出した。
元々、小学校の時はブラスバンド部に所属していてクラリネット吹いていたんですよ、俺。
だから今でも、クラシックやジャズが好きなんです。

ブラスバンドには、まだ松葉杖が取れない俺を、何かと助けてくれる後輩が居ました。
同じクラリネットパートの二之瀬有子ちゃんです。
楽譜や楽器を運んでくれたり、俺が徒歩通学だったので家まで学生カバンを積んでくれたり。
一緒はただの後輩として接していましたが、いつの間にか俺の妹みたいな存在となり、気が付いた時には彼女の事を好きになっていました。
それまでバスケ一筋で、女の子と付き合った事なかった俺としては、ガラにもなくセンチメンタルな気持ちの日々が続きました。
・・・そうそう、冬休みに裏の小学校のブラスバンド部員を招待して合同演奏会&クリスマス会を開いたんです。
最後に、全員で記念撮影しようって話になり、全員で集まったんですよね。
その時、立ち位置を俺と二之瀬は譲り合っていました。
「先輩、前に出て下さいよぉ」「お前こそ、背が低いんだから前に行けよ」って感じでね。
それを見ていた武藤が「おいおい、お前ら付き合ってんかよぉ」って、横やりを入れてきたんですよね。
今考えてみたら、あの時から二之瀬の事を意識し始めたんだと思う。

告白は俺の方から。
いつまでも進展しない俺達の関係に痺れを切らしたのか、武藤がガセネタを俺に吹き込んできたんです。
「おい、大芦のクラスの奴が二之瀬ちゃんに告白するって言ってたぞ。どうすんだよ洋介」って
彼女の気持ちに薄々は気が付いていたんですが、俺は今まで告白なんてした事無いから(正確には、小学校2年生位まで周りの女の子に、「好きだ」って言いまくってたんですが)、ず~っと躊躇していたんですよね。
でもやっぱり彼女を失いたくない思いから、俺の気持ちを彼女に伝える事にしました。
今の奴らには笑われるだろうけど、手紙・・・そうラブレターでの告白でした。
書いた文面なんて覚えて無いけど、返事の文章は、今でもちゃんと覚えていますよ。
「とっても、嬉しいです」そう一言だけ書いて有りました。
彼女も、初めて告白されて返事に困ったんでしょうね、きっと。

色々楽しかった思い出が有ります。
一緒に映画見に行きましたし、列車に乗って日帰り旅行だってしました。
その時だったかな、初めて彼女の肩を抱いたのは。
それこそ、人目も憚らず列車の中でした。
夏には、一緒に水郷際にも出掛けました。あの時の二之瀬の浴衣姿は未だに鮮明に覚えています。
ファーストキスも、その先も、彼女と体験しました。
あの日のエピソードだけは、俺の心の中にそっとしまっておきますね。
そんな甘酸っぱい思い出一杯の俺達でしたが、別れが静かに俺達の足元を掬って行きました。

・・・・・・
その日の出来事が、走馬灯の様に俺の頭を過って行った。


改札を抜け、いつもの商店街を歩く。
すっかり暗くなった景色の中、店の明かりだけがこうこうと点いています。
はしゃぎながら歩く高校生達とすれ違った。
あの頃の俺達と何も変わらない、無邪気な笑顔で歩いている彼らの姿に、俺と二之瀬を重ね合わせ、俺はまたふっとブラスバンドの日々を思い出していた。


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