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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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サマーキャンプ最終日
「よぉし、全員無事に帰って来れたな。んじゃあ、お疲れさん。明日から16日までは盆休みだからな、間違えて部活に来るなよな」
「そんなアホはお前だけだ、本田」
部員全員からドッと笑いが起こった。
今、無事に松舞駅に到着しました、こんばんわ健吾です。
―――――――――8月10日(水)―――――――――
今朝は、朝食前のメニューをこなし朝食を食ったら全体練習でした。
やっぱり全員で演奏するのは楽しいですね♪

そうそう、門脇と大村さんですが、無事にお互いの気持ちを確かめる事が出来たみたいです。
楓や小村、飯塚の下手な演技のお蔭で、一時はどうなる事かと思いましたが、僕等の思惑通りに事が運びました。
ついでに言うと、飯塚の話では、小村の奴は結局神田さんに告白出来ずに終わってしまったそうですwww


♪♪♪
それは、門脇と口喧嘩をした直後でした。
間が良いと言うか悪いと言うか、楓からメールが送られてきました。
[健吾ぉ。あっちゃんが、相当落ち込んでるよぉ。昨日の夜、門脇と進路の話で言い合いになったんだって。このままじゃ、後味悪いから何か作戦を計画しようよ]
・・・向こうは向こうで、昨夜の話になっていたみたいですね。
僕等は、ミーティングと称して楓と裏庭で落ち会った。

「大村も落ち込んでいたんか、門脇も相当落ち込んでたぞ。」
「そうなんだ・・・ねぇ健吾、やっぱりうちらで何とかしようよ」
「結局は本人達の問題だ、俺等で解決出来る問題じゃないだろ」
「確かにそれはそうなんだけど・・・。もし私が健吾を好きだって事知らなかったら、健吾は今頃ヤキモキしてんじゃないの?」
「あぁ多分そうだろな。その気持ちは痛い程わかるさ。でも、俺等じゃどうしようもないだろう。」
「そんな事無いって。ここは『愛の使者、楓様』の復活ね」
「・・・お前、愛の使者って言ったって、俺と沢田先輩の時、失敗しなかったっけ?」
「あれは、健吾が浮気心を出したのが、失敗の原因なんだからね。・・・まぁ、私的には大歓迎だったけど」
「・・・そうだったな。」僕と楓はクスクス笑った。

「あれ? 部長副部長、愛引きですか? やばいっすよ、こんな昼間っから」
振り返ると、小村と飯塚が立っていた。
「馬鹿、俺等はまだ何もしてないぞ。」
「ちょっと健吾、『まだ』ってどう言う意味よ。」
「そうっすよ、本田さん。何かするつもりだったんですか?」
「うるさい、お前ら・・・そうだ、飯塚に小村。お前らの演技力を買って、頼みが有るんだ」
「いや俺達、演技なんてした事無いっすから・・・」
「つべこべ言うな。そうだなぁ・・・どっちかが誰か女子に告白しろ」
「いや・・・突然告白しろって言われても、無理っすから部長」
「・・・小村、お前やれよ。お前、神田さんとお近づきになりたいって言ってたろ。」
「よし、じゃあ決定だ」
「ちょ、ちょっと待って下さい部長。いきなり言われても、心の準備って物が・・・そもそも、何で急にそんな話が出るんです?」
「それはだなぁ・・・」

個人のプライバシーを、ばらして良いものか悩んでしまった。
「あっ?ひょっとして門脇先輩じゃないっすか? 大村先輩も少し暗かったし」
「ちょっと飯塚君、中々勘が鋭いわね」
うわっ楓の奴、いきなりばらしてしまいやがった(-_-;)
「勘なんてモンじゃないですよ。誰がどう見たって、門脇先輩は大村先輩の事を過剰に意識しているし、大村先輩だって門脇先輩に一途でしょ。俺、入部した時から気が付いてましたよ。」
「あっ、それは俺も何となく気が付いてた。遂に、告白タイムが来たんですか?」
「いや・・・来たと言うか、来させると言うか・・・」
「あぁ・・・分かった。触発させる為に、小村に告発させようと・・・」
「ちょっと待て、俺がコクる事決定なんか?」

「そう言う訳だから、小村君、一肌脱いでよ。もちろん、小村君の方もバックアップするからさぁ」
「森山先輩、ノリノリっすねぇ。えぇぇマジっすかぁ」
「・・・まぁそう言う事だ小村。あんまりツベコベ言うと、部長命令にするぞ」
「うわっ、それってズルイっすよ。どの道、従わなきゃいけないんじゃないっすかぁ本田先輩。」
「じゃあ、早速シナリオを考えましょうか、先輩♪」
「飯塚まで、賛同してるし・・・マジ?考えられないんすけど」
・・・と、まぁ2人に(強制的に)協力して貰いました。
一応、「愛の使者、楓様」の功績って事で良いんでしょうかね。



大森駅で列車を下りて、楓と二人小さな街並の中を歩く。
「結果的に良かったんだよね、あっちゃんと門脇をくっ付けちゃって?」
「先々の事は、あいつらに決めさせれば良いさぁ。きっとその頃は、俺達も卒業や進学でドタバタしてるだろうし。」
「そうよね・・・他人事じゃ無くなってるわよね。はぁ・・・」
「・・・・・なぁ楓、俺、雲山の情報処理に通う事にするよ。」
「えっ?何? あれだけ、都会都会って騒いでいたくせに。」
「まぁな・・・。でも、やっぱり山陰で生きるわ。今回、大山に行ってみて何となくだけど、俺は田舎の方が性に合っているって分かった気がする。それに何より、離れたくない人達が一杯居るからな」
ふ~んって言いながら楓が、僕の腕に手を回した。
「離れたくない人って、誰なのよ?」ニヤニヤしながら、僕の顔を覗き込んだ。
「ん~。・・・・・・お前以外の誰か。」
「あ~やっぱりね・・・そんな気はしてたわぁ。ねぇ喉渇いたから、あの自販機でポカリ奢ってよね。」
「嘘嘘嘘・・・嘘です~」

しばらく無口のまま僕らは歩き続けた。
・・・
「なぁ楓、今夜も花火しないか? 今夜は、二人で線香花火を一杯やろっ」
「う~ん、どうしようかなぁ・・・」
「来年も再来年も・・・毎年毎年、線香花火に火を点そうな、楓」
「どんだけ線香花火が好きなんよ健吾は」クスッと笑う楓が、妙に印象的だった。



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