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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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サマーキャンプ2日目
サマーキャンプ二日目です。
今朝も、六時半のラジオ体操に始まって軽いランニングの後、朝食を取って午前中は体力作りでした。
・・・楓のSっぷりが怖いです(>_<)
こんばんは、健吾です(o^-')b
―――――――――8月9日(火)―――――――――
今夜は夕ごはんの後、花火大会が控えてます。
皆には黙ってますが門脇の奴、昨日は消灯時間過ぎた0時前に部屋に帰って来ました。
そんな時間まで、大村と何をしていたのでしょう?
夕食前の自由時間に、門脇に問い質してみました。

「おい門脇、黙っててやるから、昨日の夜の結果を教えろよ」
「結果も何も、大村と世間話してたさぁ」
「嘘つけぇ~世間話で、そんなに何時間も盛り上がるかよぉ。ぶっちゃけ、大村とエッチしてたろ~」
「馬鹿! エッチどころかキスもしてないわ」
「うわぁ~、嘘っぽ~い」
「マジだって。世間話してたんだけど、最後の方はお互いムキになって言い合ってたさ」
「おいおい。ムキになって言い合うって、一体何を話してたんだよ」
「ん~・・・ 大村は進学組なんだよな、俺は就職組。大村は、大阪か東京に出たいらしい。それ聞いた瞬間、俺、冷めてしまってさ」
「冷めるって、大村への思いが?」
「あぁ、そうだ。だから放って置いてくれよ。」

確かに僕も、楓と自分の夢に挟まれて悩んでいます。
だから門脇が言う事も分からなくは無いんですが、だからと言って人を好きになるって別の話じゃないんでしょうか?
そう考えたら、少し腹が立ってきた。
「門脇が、その程度の思いで大村の事を好きだって言ってるとは、思わなかった。それだったら、俺はこれ以上何も言わないぞ。」
ムッとした顔で門脇が反論してきた。
「馬鹿野郎、俺の思いが幸せ一杯のお前に分かるか? 俺だって、お前らみたいに青春してたいさ。でも恋愛すらした事無い奴が、いきなり遠距離恋愛なんて出来ると思うか? そんな自信、俺には無いんだよ」
門脇はうつむきながら、握りしめた拳を見つめていた。

「・・・悪い門脇、俺が言い過ぎた。でもな、まだ半年も有るんだぞ、半年の間にお互いを信じれる様になれば、良いんじゃないんかな? それに今コクっておかなければ、後々後悔するんじゃないか? 俺達3年はどの道9月で引退だ、そうなったら大村と接する機会すら減ってしまうんだぞ。」
「分かってるさ分かってるけど、今更もうどうしようも無いじゃないかよ。」
門脇の声は少し震えていた。
♪♪♪
間合いの悪い事に、僕の携帯が鳴った。
門脇は、「悪い、先シャワー浴びるわ」そう言いながらベッドルームを出て行った。
釈然としない気持ちのまま、俺は携帯を手に取った。


花火大会は8時から、始めました。
花火と言えば、ヒデ兄と佳奈絵さんのエピソードを思い出しますね。
僕等も、去年一緒に花火をした事で絆が一層深まった気がします。
花火って、不思議な魔力が有ると思いませんか?
そんな事はさておき、部長と副部長である僕等は、花火大会の前のあいさつ担当です。

「さて、苦しかったサマーキャンプも、明日で終わりです。」
「ちょっと、健・・・本田部長、何で『苦しかった』なのよ、『楽しかった』でしょ普通」

「だって、率直な意見だから・・・まぁ、とにかく御疲れ様でした。今夜は花火で盛り上がって、明日もう一日頑張りましょう。」
「さぁ部長のクソ真面目なあいさつはこれ位にして、取りあえずジュースで乾杯ねみんな。1年生~コップとジュース配ってね。」

「おしっ、じゃあサマーキャンプお疲れ様でした、乾杯~」

「じゃあ、さっそく花火始めるぞ。でかい打ち上げもあるからな、みんな楽しみにしとけよ。お~い門脇、そっちの花火セット取ってくれや。」
僕は、門脇に声をかける。
その横では、神田さんが大村さんに話しかけていた。
「大村先輩。先輩はどんな花火が好きですか?」
「ん~っとねカンちゃん、噴き出し花火とか綺麗だけど、やっぱり〆の線香花火かな。」
「良いですよね、〆の線香花火。」
僕はその話を聞きながらもう一度、僕らの去年の夏の事を思い出した。
楓も同じだったみたいで、お互い目を合わせニヤニヤと笑ってしまった。

気が付くと、神田さんが小村のTシャツの裾を引っ張ってる。
「ねぇ小村ぁ、私達にも何か花火を頂戴よ。」
「おうっ、じゃあこの手持ち花火やるわぁ。はい、大村先輩。こっちは神田の分」
「ちょっと、何で私はピストルの形のお子ちゃま花火なのよ。」
ほっぺたをプクッと膨らませた神田さんを見て、楓が仲裁に入った。
「まぁまぁ二人とも、喧嘩しないで。」
「だって森山先輩、これ、ヒドくないっすか?」
「まだ、沢山花火有るからね。ほら、あっちゃんも取りに行こ♪ 健吾ぉ、綺麗な花火頂戴よぉ。」
楓と大村は座り込んで手持ち花火を物色しています。
「おう楓今日は、いつも出来なかった打ち上げ花火を思う存分出来るぞ。」
「本田先輩!『いっつも』って、そんなに二人で花火してるんっすか? 熱いっすね、違和感無く名前で呼び合ってるし(笑)」
「馬鹿、飯塚。俺がしたいんじゃなくて、森山や森山の兄さんが、誘ってくるんだぞ。」
「そんな苦しい言い訳しなくたって、いいじゃんか本田」
「っるせぇなぁ、門脇もぉ。お前は、少し離れてさっさと打ち上げ花火の準備して来いよ。あっ楓、水入れたバケツ持って行ってやれよ。」
「あんたは相変わらず、人遣いが荒いわね。うわっ重いこれ、あっちゃん半分持ってよ。」
ブツブツ言いながら楓と大村さんがバケツを運び始めた。
「おい森山。お前達どんだけ打ち上げ花火を買い込んだんだよ。部費の殆どつぎ込んだんじゃないだろうな?」
「えっ、折角花火やるんだから、これ位は準備しておかないと盛り上がんないだろ。お~い、小村、飯塚。門脇手伝って、打ち上げ運んでやってくれや。」
「うぃっす、部長。」

「小村ぁ実はお前、神田さんの事好きなんだろう?」
打ち上げ花火を運びながら、飯塚が小村に話かけた。
「なんだよ飯塚、唐突に何聞くんだよ?」
「えっ? マジ、そうなん小村?」
「そうっすよ本田部長。小村の奴、いっつも神田さんの尻ばっかり追いかけてるんですから。」
「馬鹿、飯塚。俺がいつ神田の尻追いかけたんだよ。」
「この前なんか、神田さんが使ったトランペットのマウスピースが欲しいって、言ってましたからね。」
「ちょっとぉ、小村君。キモいから、それだけは止めておきなさいよ。」
「うわ~、森山先輩まで本気にしないで下さいよぉ」
「門脇ぃ、お前同じトランペットだろ。何とかしてやれよ」
「本田部長、何て事言うんですか、門脇先輩違いますからね、俺マウスピースなんか要らないですからね」
「そうだな小村、唇が触れたマウスピースより、直接その唇が欲しいよな。」
「そうだよ飯塚! やっぱり生の唇の方が・・・って、何て事言わすんだよお前は。」
「ちょっとぉあっちゃん聞いた? 今、小村君さりげなく好きだって事認めたわよね。」
「そうだね楓、確かに認めたわよね。」
クスクスと大村が笑った。
「あ~もう、大村先輩だけは僕の味方だと思っていたのにぃ」

「んで、正直な所どうなんだよ小村?」
「んもう部長もしつこいっすねぇ そうですよ神田さんって、可愛いし優しくて面白い子だから、興味有りますよ。でも、そんなハードルが高い相手、告るだけ無駄じゃないですか」
「あ~もう、だから男子ってダメだよね。私は、カンちゃんも小村君の事、まんざらじゃないと思うけどな。」
「えっ?そうっすかねぇ森山先輩?」
「まぁ、ダメ元で告ってみろよ小村。」
「そのダメ元って、なんだよ飯塚。お前、実は俺が振られるのを楽しみにしてないか?」
「おう、勿論。この夏一番の楽しい思い出になるじゃんか」
「うわぁ~お前って最悪な奴だなぁ。」
「そうか? ・・・でも、マジで告るんなら今夜しかないぞ。花火でムードも盛り上がってるし、これ以上のタイミングは無いんじゃないか?」
「そうだよなぁ、テンションが上がってる今なら、ノリでOKって事も有るよな。」
「ちょっと小村君、ノリでOKなんて、随分と弱気じゃない。大丈夫だって、内心は小村君もカンちゃんの気持ち気がついているんでしょ?」
「森山先輩もそう思います? でも、俺の勘違いだったら格好悪いし、神田さんが引いちゃうんじゃないかと思って。」
「そんなことないよねぇ、あっちゃん。カンちゃんは誰が見ても、小村君の事意識してるわよねぇ」
「そうよ小村君、女の子は待ってるもんなんだから、ほら花火を置いてカンちゃんの所に行ってきなさいよ。」
「う~、でもマジで自信無いですよ、俺」
「男らしくないぞ小村君。どうせ後悔するなら、YESかNOかはっきりした方がスッキリするでしょ。ほら早く行った行った。」
「あ~もう~。んじゃあ俺、玉砕して来ます。」
小村は、花火を置いて駆け出した。
「んじゃあ部長、俺は偵察行ってきます。」
飯塚も後を追う様に駆け出した。

「偵察って・・・ロマンの欠片も無いんだから、飯塚君は(^_^;) そう言えば飯塚君の話は出なかったけど、彼はどうなんよ?どの子が好きなの?」
楓が、バケツを置いて聞いてきた。
「んっ? あいつは、クラスに彼女が居るらしいぞ。」
「えっ?マジ? あのヲタクの飯塚君に?」
「・・・楓、お前さりげなくヒドイ事言ってないかぁ」
「だって飯塚君に彼女だよ、あの飯塚君に。ちょっと私、根掘り葉掘り聞いてくるから、あっちゃんはここで待っててね。」
今度は、楓が駆け出した。

「・・・ったくぅ、しょうのない奴等だなぁ。どれ、俺は向こうの様子見てくっから、お前ら2人ここで打ち上げの合図を待ってろよな。待ってる間、退屈だろうから、これやるよ」
そう言って、僕は隠しておいた線香花火の束を取り出した。
「良いかお前等2人は、この線香花火を終わらせるまで、戻ってこなくていいからな。分かったか?」
「何だよ本田、それって。」
「おう、松舞には『一緒に線香花火をすると、2人は結ばれる』って、伝説が有るらしいからな。頑張れよ」
そう言うと、俺も走り出した。
そうこれ以上2人の邪魔をしない様に・・・



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純・カヲル編
ちょい、言ったー。
僕と彼女の日々
ある高校生の夏休み編【完結】
(小夜曲)sérénade編【完結】
楓・青木先輩編【完結】
本田・沢田編【完結】
2009年収穫祭編【完結】


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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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