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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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あの頃
♪♪♪
おっ、朝ちゃんからメールです。
ジョギング後のシャワー、ちょうど浴び終わった所です。
「はいはい・・・何々?」
こんにちは、颯太です
―――――――――8月6日(日)―――――――――
「・・・そうかぁ、楓ちゃん達もう高校卒業かぁ」
人の進路相談より、自分の身の振り方を心配しなきゃいけないんですけどね。
一応、大学卒業後は松舞で就職しようとは考えていますが、就職氷河期ですから来年度どころか今年度の求人情報すら少ない状態なんですよね。


待ち合わせたサンモールの喫茶店に、少し早めに着いた。
奥の窓際席に座り、読みかけだった文庫本を広げた。
ほどなくウェイトレスが来たので、アイスコーヒーを注文。
何気なく窓の外を眺めると、目の前を高校生の集団が通り過ぎていった。
本を一旦閉じて、届いたアイスコーヒーを口にする。
「高校生かぁ・・・」

高3の夏、何をしていたか、あれこれと思い出してみた。
基本的には全国大会に向けて、部活三昧だったけど、部活の後や休みの日は、殆ど朝ちゃんやモリヒデ達と過ごしていた気がする。
あの時、朝ちゃんも志望校を絞るのに悩んでいた。
モリヒデは、ちらほら求人が出始めていたが、中々これっと言った企業が見つからず焦っていて、いつも愚痴っていたんだよな。
金田は、専門学校進学って意思が固まっていたから、落ち付いていたと思う。
俺自身は、全国大会で良い記録を残す事が、大学入学への一番最短距離で有る事が分かっていたから、別の意味で毎日が大変だった。
まぁその分、大学の推薦が通って、一番最初にひと安心出来たんですけどね。

でも、一番先に進路決めたくせに、朝ちゃんと離れ離れになるんではと、内心落ち込んでいました。
まぁ、結果的には最高のシチュエーションで大学生活を送る事が出来たんですけどね。

きっと、健吾も心のどこかで楓ちゃんとの事が引っ掛かっているんでしょうね。
二人には幸せになって貰いたいんですが、その為だけに進路を決めてしまうのも、どうかなって気もします。
もし、朝ちゃんが東京の大学に受かってなかったっとしても、俺は今の大学に通っていた事だろう。
例え遠距離恋愛になったとしても、陸上は続けたかったし、逆に朝ちゃんと別れるなんて考えも無かった。
遠距離恋愛に関して、当時は根拠の無い自信が有ったんだろうと、今、冷静に分析してみて思う。
だから健吾にも楓ちゃんにも、今一番自分がしたい事に向かって進んで行くように言おうと思う。

アイスコーヒーの氷が、カランっと音を立てた。
ふっと我に帰る。
閉じた文庫本を、もう一度手に取る俺の前に、静かに朝ちゃんが微笑んでいた。


松舞ラブストーリーアーカイブ
 
ショート・ショート編
モリヒデ・ヒグラシ編
颯太・朝葉編
洋介・日向編
幸一・真子・美結編
御主人様28号・詩音編
比呂十・美咲編
優ママ編
本田・楓編
android game編
純・カヲル編
ちょい、言ったー。
僕と彼女の日々
ある高校生の夏休み編【完結】
(小夜曲)sérénade編【完結】
楓・青木先輩編【完結】
本田・沢田編【完結】
2009年収穫祭編【完結】


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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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