FC2ブログ
松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
カウンター

最近の記事

カレンダー

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

カテゴリー

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Weekend episodeⅡ
土佐大正の道の駅に着いたのは、夜中の1時を回ってました。
カーテン代わりとして、窓に垂らした銀マットの隙間から朝日が差し込んでいます。
横に目をやると、カヲルさんの寝顔が有り、思わずドキッとしてしました。
おはようございます、竹下です。
―――――――――7月16日(土)―――――――――
今日から、バックパッキング旅の始まりです。
目的は、沈下橋の有る風景。
松舞にだって、何本か沈下橋が有るんですけど、以前雑誌で見た四万十川の沈下橋が良かったって、カヲルさんが言い出したのが、今回の旅の始まりです。


「う~ん、おはよう純君。今、何時?」
あっ、カヲルさんも目覚めたようです「おはようございますカヲルさん。えっと、7時過ぎですよ」
「じゃあ、顔洗って朝ご飯にしようか」
僕らはお手洗いで洗顔し歯を磨いた・・・そんな気取らない所がカヲルさんの魅力の一つなんですよね。

昨夜、コンビニで買ったパンと温くなった缶コーヒーで朝食を済ませ、僕らは出発の準備を始めた。
今回の行程は2泊3日、道は比較的平坦ですし基本的に街から街へと渡り歩くコースですから、食糧は行動食がメインです。
その代わり、熱中症対策の水は多めに装備しています。いくら最後の清流とは言え、飲めるほどキレイとは考え難いですからね。

「テント・・・OK、シュラフ・・・OK、食糧と水もOKね、ファーストエイドセットもOK」
お互い声をかけて、チェック終了・・・そして出発です。

いつもの様に、ザックを背負い歩き始める。
歩きながら携帯を取り出し、天気をチェックしてみた。
「うわ~、今日は35度超えるそうっすよ。」
「だよね、荷物準備だけで薄すら汗かいてるもん、水分だけは細まめに摂ろうね。UVケアもウォータープルーフにしておいて良かったわぁ。でも汗びっしょりになるだろうから、うまい具合に夕方、温泉か銭湯が見つかるといいね」
「そうっすね、まぁ携帯有るから何とかなるんじゃないっすか? あれっ、そのGPS買ったんっすか?」
「うん、夏のボーナス見越して買っちゃった♪ 今は便利よね、携帯だけでも十分事足りるんだから。ワンゲルの時なんか、1/25,000の地図を揃えるだけでも大変だったんだから。それにガイドブックだって必要でしょ、荷物が多くてパッキングに苦労したんだから。今は、携帯一つで情報収集出来るから、安心して旅出来るわよね。その分、ドキドキワクワク感は薄くなったけど」
・・・野宿しながら行ける所まで歩いて、そこから電車で戻ってくるってだけでも、十分行き当たりばったりな気もするんですけどね(^_^;)

西に向かってほどなく歩くと、四万十川が見えて来ました。
「うわあ~、斐伊川なんか足元に及ばない位、良い雰囲気ですね。」僕はザックのポケットから、デジカメを取り出した。
「あれ? 純君、デジカメ変えた?」
「はい、デジイチだと重量が結構有りますからね。でも、こいつもちゃんと絞りやシャッタースピードかまえるし、大口径レンズに負けない明るさのレンズなんですよ。実は僕もボーナス見込んで買ったんですけど、1年目の夏ってボーナス寸志程度なんですね、足が出ちゃいそうです」
「もう計画的に買い物しなくちゃあ・・・でも、そのデジカメなら確かにトレッキングやバックパックに連れて出れそうだね。あっ、見て見て、カヤック出てるよ」
「あっ本当ですね、やっぱ四万十ならカヌーツーリングの方が楽しそうですね」
「でも私、カヤックはやった事無いのよね。純君は有る?」
「僕も、秋鹿のなぎさ公園でちょこっとやっただけですよ。」
「へぇ~あそこヨットとスワンボートだけかと思ったら、カヤックも有るんだ、今度やってみようかな・・・ねぇ、早速来週連れて行ってよ純君」
「っもう~、相変わらずせっかちなんだから。来週は、カヲルさん講習会が有るって言ってませんでしたっけ?」
「あっ、そうだった。その翌週は月初だから、休日出勤かもしれないし・・・そうこうしている内にお盆に入っちゃうのよね、学生時代は長い夏って気がしてたけど、社会人になってみると夏って短いわよね。」
「んで、また一つ歳を取る訳ですね」
「何よそれ純君、イヤミ? 」
「うわぁ~、深い意味は無いですってカヲルさん」

「・・・まぁ良いわ、後でじっくり追及するからね。それより、このまままっすぐ国道行くより、左の橋渡った方が、景色良いと思わない?」
「あっ確かに自然感は、あっちの方が濃いそうですよね。あの道って、最終的にどこ行くんですか?」
「ん~っと、待ってね。このGPSナビ、まだ使い馴れてないからね。・・・大丈夫だわ、川を挟んで並行に走ってるから。距離は国道の方が稼げるけど、気分的に左の道の方歩きたいなぁ」
「そおっすね、じゃあ、あの橋渡っちゃいましょか」


カヲルさんが最初、「とりあえず、四万十川向かおう」って言った時は、正直「マジかよ」って思いましたが、パックツアーでもないガイドブックに従う訳でもない、時間も行き先も自由気ままって言うのも楽しいものですね。

・・・えっ!?カヲルさん、いくら自由気ままとは言え、そこはどう見たって道じゃなくて、畑の中なんですけど。
そのまだ子供っぽいルックスとは裏腹に、すごくアグレッシブに行動しています。
ほらぁ、農家の人がこっちを見てますよ・・・
カヲルさんは臆する事なく、農家のおじさんに声をかけてます。

・・・・・・

「いや~、色々地元の人に話かけてみるもんだね、純君」
「そうっすね、トマトにきゅうり沢山貰っちゃいましたね。でもまあ、よくしゃあしゃあと、『あんたら、高校生かい?』って聞かれて、『はい、そうなんです』なんて、返事が出来ましたね。しかも、学生生活最後の思い出作りなんて脚色までしちゃってさ」
「んっ? 何か文句有るの?」
「いや、特に無いっすけど(^_^;)」
「あそこで、『はい』って言ったから、トマトをおまけしてもらえたんだよ、感謝しなさい」
ううう・・・まぁ確かにそれは認めますけど・・・ちょっと罪の意識を感じるのは、僕だけでしょうか?


松舞ラブストーリーアーカイブ
 
ショート・ショート編
モリヒデ・ヒグラシ編
颯太・朝葉編
洋介・日向編
幸一・真子・美結編
御主人様28号・詩音編
比呂十・美咲編
優ママ編
本田・楓編
android game編
ちょい、言ったー。
僕と彼女の日々
ある高校生の夏休み編【完結】
(小夜曲)sérénade編【完結】
楓・青木先輩編【完結】
本田・沢田編【完結】
2009年収穫祭編【完結】


blogram投票ボタン
スポンサーサイト

テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://matumai.blog57.fc2.com/tb.php/246-05575d20
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。