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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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Welecome my room
「ったくもう・・・モリヒデの奴、大丈夫かなぁ・・・まぁ颯太君が一緒だから大丈夫だろうけどね。颯太君ってそう言う所行きそうな感じしないもんね。いいなぁ朝ちゃんは幸せで。」
「そんな事無いよ・・・私達だって良く喧嘩するんだからねカナカナ。」
「そっか、去年の夏休み喧嘩してたもんね」
カナカナが私のアパート訪ねて来るなんて、考えもしなかったからとっても嬉しいです、こんにちは緑川朝葉です
―――――――――2月13日(日)―――――――――
「しかし、このアパート中々お洒落だね朝ちゃん。」
「うん、誰もが掘り出し物だったねって言ってくれるよ」
「良いなぁ、こんなお洒落な部屋で一人暮らししてみたかったなぁ」
「そっかカナカナはアパートとは言え、一人暮らしじゃないもんね」
「それどころか、厄介な奴がほぼ居候しているし(笑)」
「お母さんや健太君、おじいちゃんやおじさん一家まで公認って言うのが凄いよね」
「う~ん・・・確かに凄い事かもね。まぁそれにつけ上がるのもどうかと思うけどね(笑)」
「でも、カナカナもまんざら嫌じゃないんでしょ?」
「えっ?・・・まぁ・・・まあね・・・私より朝ちゃんの方はどうなのよ?日向さんが、色々心配してるわよ」
「お姉ちゃんだって、人の事言えないのにねぇ・・・私と颯太君はいたって普通だよ」
「やっぱ、卒業したら結婚するの?」
「えっ、そんな事まだまだ先の話だし・・・」

唐突にそんな話題を振られても困りますよね、普通・・・
漠然とは考える時は有りますけど、やっぱり二人ともまだ学生だから、就職とかそっちの問題が片付いた後じゃないと、結婚なんて考えられないですよね。
「朝ちゃんは、大学卒業したら松舞に帰ってくるつもり?それともこのまま東京で就職するの?」
「そうなのよねぇ・・・そろそろその辺の事考えて、就活を始めなきゃいけない時期なんだけどね」
「颯太君の方はどうなの? やっぱりこっちで就職なのかな?」
「あっ、颯太君は一人っ子だし、卒業後は帰って松舞か雲山で働くつもりなんだって」
「そっかじゃあ朝ちゃんも、帰って来る可能性高いのね」
「え~、だから、まだそんな事決まって無いってばぁ」
「ゴメンゴメン。回りでも結婚し始めてるから、つい気になっちゃって。ほら、農業科のヤンキ―で目立ってた子覚えてる?この前赤ちゃん抱いて男と歩いてたし、写真部の子の1人も先月出来ちゃった結婚したってモリヒデが言ってたわよ。」
「あ~もうそんな話が有るんだね。なんか私、取り残された気分だわ。」
「え~そんな事無いってぇ、大学行ってる子は普通にチャラチャラしてるし・・・あっ、ゴメン朝ちゃんの事じゃないからね。」
「うん分かってるって」
でも正直チャラチャラと言われると、他人事とは思えません。
モリヒデ君はしっかり社会人してるし、カナカナだってこの春からはOLなんですからね。
大学の講義がどれほど実生活に活かされるかと考えると、そう言う人種は頭の良いほんの一握りか、専門的な職業に就いた人だけで、私なんか大学卒業って履歴が付くだけで、それ以上何も意味が無い様な気がします。

「でも正直言うと、朝ちゃんがちょっぴり羨ましいわ」
「えっ?何で?」
「だって、まだ無限の可能性が残されているでしょ。私なんて、後は雲山と松舞の往復人生だけだから。きっと会社で上司やお局さんに絞られて、クタクタになってアパート帰ってそれから家事して、お風呂入って寝るだけなんだから」
「でも、それが人間の最終形態でしょ。みんなそこに向かって歩んでいるんだから。私からしてみると逆に、みんなよりスタートダッシュで出遅れたって気がするけど」

「う~ん・・・私と朝ちゃんは走るコースが少し違うって。朝ちゃんは私より上級コースを走っているんだから。高校卒業から見れば、遠回りしている様に見えるけど、きっと就職して同じトラックに戻ってみたら、私やモリヒデを周回遅れにしてるんじゃないかな?」
「そうかなぁ・・・私が周回遅れの様な気がするけどなぁ」
「う~ん・・・遊びに熱中してチャラチャラしている女子になら負けている気はしないけど、朝ちゃんみたいに真面目に大学生している子には負けてる気がするよ・・・スキルはもちろんだし、収入面でもね。モリヒデなんか、基本給が私と大差なくてショック受けてる位だから、朝ちゃんや颯太君が就職した時の初任給を聞いたら、絶対にたかられるわよ(笑)」

「でも、お金だけじゃないでしょ?」
「そりゃ、お金より大切な物が有るって言いたいけど、実際お金は大切なんだしね。」
「夢が無いって言うか・・・リアル過ぎる話だね、カナカナぁ」
「ゴメンね朝ちゃん。でも、こうして社会人として現実に直面すると、結局そこに落ち着いちゃうのよね」
「そうよね、私より先にカナカナの方が事実に直面している訳だもんね」
「そう、だから朝ちゃんにはもっと頑張って上を目指して貰いたいんだよね。そうすれば私もたかりやすいし(笑)」
「あっ、カナカナまで私達にたかるんだ(笑) でも、ありがとう、何だか少しすっきりしたわ。」

私は、もう1杯紅茶を飲もうとティーポットを傾けてみたが、生憎ティーポットの紅茶は飲み干した後だった。
「カナカナも紅茶飲む? 何なら、颯太君が育てた自家製ミントティーも有るよ」
「へぇ颯太君、東京でも植物育ててるんだ、さすが農業科。」
「うん相変わらず育ててるよ。そうそう明日のバレンタインはチョコにプラスして小さな鉢植えを送ろうかなって考えてるんだ」
「私は折角だから、渋谷で何か買おうと考えてるけどね。朝ちゃん何かお勧めない?」
「そうねぇ・・・モリヒデ君の場合、質より量でしょ・・・」
「そうなのよねぇ・・・もっと、お洒落な生き方してくれれば、良いんだけどねぇ」
でも、そう話すカナカナの顔は凄く幸せそうだった。
私も、こんな幸せそうな顔で颯太君の事話しているのかなぁ
あんまり自信は無いけど、いつかはそんな風になりたいと思う。
そして、笑顔で二人の将来の事を話す日が来れば・・・






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