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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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android game VOL,4
「お~い、イチロー」
聞きなれた声に振り返ると、ブラバン仲間の小村が手を振っていた。
「おう、オムッさんおはよ♪」
「どうしたんイチロー、何だか朝からゴキゲンじゃんか」
「いや、実は昨日な・・・うちにもメリーアンが来たんだよ」
おはようございます、飯塚一郎です。
――――――――― android game 編 1月11日(火)―――――――――
「お~、ついにイチローもメリーアンオーナーになったんだ。ハマっちゃうだろ、メリーアンって」
小村は、去年のクリスマス、一足先にジェニファータイプのメリーアンを手に入れてるんです。
「おう、リアルでマジヤバいな、あれは・・・」
「お前どのタイプを買った?ジェニファー?アリス?・・・まさかレオナルドやハリーじゃないだろうなぁ」
「止めろよ気持ち悪い、うちはアリスだ。しかも買ったんじゃなくてモニター応募に受かったんだよ」
「マジかよ、じゃあタダで手に入ったんだ、超ラッキーじゃん。んで、何て名前にした。」
「うちは『みるふぃ~ゆ』って言うんだ、中々可愛いだろ。」
「そっかぁ・・・やっぱり日本人の名前の方が、リアルな感じだぞ、名前呼ぶのに違和感無いし」
「ほっとけよ、結構気にってるんだからさ」
「まあ、そのうちうちにも連れて来いよ。色々、拡張ソフト手に入れたからよ

「おう、そのうち連れて行くよ・・・ヤベ、呼び鈴鳴ってるぞ、オイ」
「ゲッ、マジだ・・・走れイチロー」

今日は休み時間になる度に、小村や他のクラスメイトとメリーアンの話で盛り上がった。
中には、自分でメリーアンのメインプログラムをかまってチューニングしている奴とか、マニアックなカスタマイズを施している奴とかが居て、それぞれが独自の世界を楽しんでいるようだ。
クラスの女子にもメリーアンオーナーが結構居るらしい。
ボクの隣の席の斉藤さんも、メリーアンオーナーの1人って事が分かり、ちょっぴり驚いてしまった。
女子のメリーアンオーナーって言うと、どちらかと言えばヲタク系・・・所謂腐女子が多いと思っていたんだけど(実際、妖しいカスタマイズを施して結構キワドイ事を楽しんでいる腐女子が多いらしい)、ボクの知る限り清純派の斉藤さんが、メリーアンオーナーだったなんて・・・しかも、レオナルドやハリーの男性タイプじゃなくて、ボクと同じアリスタイプって言うんだから、ついイケナイ想像をしちゃいそうです(^_^;)。

「へぇ~、飯塚君モニターに当選したんだって、すごいね。」
「うん、今年の運を全部使い果たしてしまった様な気がするわ」
「う~ん、確かにそうかもしれないね。でも同じアリスって言うのは、何かテンション上がんない?」

「そうだよな・・・そう言えば斉藤さんのメリーアンは何て名前なの?」
「うちは、メイって言うんです。私の名前が咲月だから、そこからもじって付けたのよ。飯塚君のメリーアンはどんな名前にしたの?」
「うちのは、『みるふぃ~ゆ』って言うんだ。たまたまお菓子の空き箱が目に止まっちゃってさ」
「可愛い名前。外国人の名前だから、やっぱりルックスは白人系なの?」

「う~ん、さすがにモニタープレゼントだから、カスタムオーダーは出来なかったんだよな、普通に日本人系だよ」
「そうかモニターだったら、そこまでは選べないわよね。でも髪はそのうちに伸びてくるから変えれるし、ステインシャンプー使えば色だって変えれるもんね。そう言えばこの前ネットで瞳の色を変えれるカラーレンズを安売りしてたわよ。」

今まで共通の話題なんて無かったから、隣の席とは言え、そこまで話をした事なんて無かったけど、斉藤さんってイメージと違って結構おしゃべりなんですね(^_^;)


賢明な人ならお気付きかと思いますが、実はボク斉藤さんに片思い中なんです。
入学式の時つまずいて転んだボクを、クスって笑う笑顔が可愛くて、一目ぼれしちゃいました・・・でも告白する勇気なんて無いからズルズルと今日まで来ています、ちょっとロリっぽルックスで可愛いし、行動や仕草も女の子らしくて、絶対に彼氏が居る様な気がしますし・・・実際にクラスの何名かが、コクって玉砕しているから、その可能性が高いと思う。
ボクがアリスタイプのメリーアンを選んだ理由も、イメージが斉藤さんとダブってしまったからなんですよね。
考えてみたら、みるふぃ~ゆがモニタープレゼントで手に入った事よりも、斉藤さんとおしゃべりできる事が、僕にとっては幸運な事なんじゃないんでしょうかねぇ・・・
ホントにもう、みるふぃ~ゆよ我が家に来てくれて、ありがとうって感じです。


終礼の後、カバンに教科書を詰め込んでいたら、斎藤さんに声をかけられた。
「ねぇ飯塚君、今日部活あるの?」
「えっ?そうだよ。何で?」
「良かったら帰りに、ショップに寄ってみないかなって思ってね。 ほら、春物が出始めてるし、冬物のセールが始まってるわよ」
「冬物セールかぁ、オレ狙ってるビンテージタイプのスカジャンが有るんだよね、安くなってないかな~」
「ちょっと待って、飯塚君が着る服じゃなくて、アリス達が着る服だよ」
「あっ・・・そうか そうだよね」

「そうでしょ、普通」クスッと斉藤さんが笑った。
「今日みるふぃ~ゆと母さんが洋服を買いに出かけてるけど、安かったらオレ好みの洋服も着させてみたいなぁ・・・小村と男同士でショップに入るの抵抗有るからなぁ、斉藤さんが一緒なら違和感ないよね、っと」

「きっと、小村君と買いに行くより頼りになると思うよ。部活終わったら、校門で待ち合わせしない?」

「OK、5時10分位には、校門に行けると思うけど、それで大丈夫?」
「うん、じゃあ5時10分に集合ね。」そう言うと斉藤さんは、スカートをひるがえし女子の集団に消えていった。

うぉ~、まさかの展開に、アドレナリンが大量に噴き出しているのが分かります。
もう一度声を大にして言いたいです。
ホント、みるふぃ~ゆよ我が家に来てくれて、ありがとう(笑)
しかし、斉藤さんがボクの抱いていたイメージと違って、メリーアンのパワーユーザーだったんですね、それ以上に意外と積極的なのは驚きでした。
それにボクとショップに出掛けるだなんて、ひょっとして彼氏が居ない可能性が有りますね。
これって、ボクその気になっちゃってもイイでしょうか、神様


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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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