FC2ブログ
松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
カウンター

最近の記事

カレンダー

09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

月別アーカイブ

カテゴリー

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

monday
「ひなたぁ・・・朝飯は適当に冷蔵庫に有るもんでいいかぁ~?」
「うん、洋君にお任せするぅ」
洋君の部屋に私の声が響き渡る・・・
おはようございます、日向です
―――――――――9月21日(月)―――――――――
今日から1週間、私は研修で東京で生活する事になりました♪
もちろん、洋君のアパートに転がり込んじゃってる事は内緒です。
「あちちっ」
キッチンから、洋君の必死に料理を作る声が聞こえてきます。
「大丈夫~?」
「おぅ大丈夫だあ、お前はゆっくりしておけよ、夜行バス疲れたろ。」
「ありがとう大丈夫だよ。洋君こそ朝早く東京駅に迎えに来てくれて、大変だったでしょ?」
「いや、俺は毎朝こんな調子だからなぁ。はいよ、本当に何にも無いぞ・・・」
そう言って、洋君はテーブルの上に、朝食を運んできた。
「・・・これって、買って来たんじゃなくて洋君が作ったの? 」IMG_0091.jpg

「おう、器が器だから、冷凍食品をチンしたみたいに、見えるだろ(笑) まぁ、実際電子レンジしか使ってないから、似た様な物かもしれないけどな。」
「でも、凄いじゃない・・・一人暮らしして、少しは成長したみたいね。」
「何だよ、その上から目線はぁ・・・ほら、カフェオレ」
「ありがとう・・・」なんだか、凄く幸せな気分です。
1週間だけですが、こうやって洋君と東京で暮らせるなんて・・・


ソーセージを頬張りながら、洋君が話し掛けてきた。
「んで日向、今日の予定は?」
「う~ん、特にないなぁ・・・って言うか、明日からの研修に備えてレポート書かなくちゃあ。本当はこっちに来る前に仕上げておきたかったんだけど、色々保育所のイベントが昨日まで有って忙しかったから、まだ出来上がって無いのよね」
「そっか、俺も仕事の資料まとめなきゃいけないから、ちょうど良かったわ。じゃあ今日はお互い、パソコンとにらめっこだな。」
「そうね・・・でも夕方までに一回、お散歩がてらお買い物に出掛けようよ。」
「そうだな、冷蔵庫の中が空っぽだしな。今日は祝日だから、色々セールしてるしな」
「ずいぶん所帯染みて来たわね、洋君も(笑)・・・でも、そんな所も素敵だよ」
「ばっ馬鹿・・・何を言い出すんだよ。ほら、さっさと食べてテーブルの上片付けるぞ。」
「はいはい」少し唇を尖らせて、そっぽを向いた洋君が可愛いです♪
洋君の淹れてくれたカフェオレを飲みながら、そんな洋君を見つめる。


「じゃあ、コンセントはここにつなげよ・・・パソコン立ちあげたら、無線LANの設定するからな。メールチェックや、ネットで調べ物とかするんだろし、プリンターも使える様にしておいた方が良いだろ?」
「うん、ありがとう」やっぱり、こう言う機械物は洋君に任せておくに限りますね。
ちょっぴり、ヲタクが入っている(笑)から、結構パソコン関係の機器が充実しているんですよね、洋君の部屋って。
洋君がパソコンのセッティングをしてくれている間に私は、自分の荷物を整理する。
流石に1週間分の荷物となると、結構な量になりました。
洋君が、空けておいてくれたタンスの引出しに、手際良く着替えを詰めていく。
これが1週間じゃなくて、一生の初日だったらなんて、思ったら少し照れくさくなった・・・何を考えているんでしょうね、私って。
「何ニヤニヤしてんだよ日向! パソコンのセッティング終わったぞ」
「ありがとう、早いんだね?」
「そりゃ、俺の自慢の環境だからな♪」
自慢げに話す洋君が子供っぽくて、可愛いです♪


IMG_0279.jpg
小さなテーブルにお互いのパソコンを置き、向かい合わせで作業をする・・・休日にこうやって仕事するのって不憫な気もしますが、洋君が向かいに居ると思うと、それも悪くないかなって、気もします。
部屋にキーボードを打つ音が響き渡る。
気が付くと、BGMにしていたCDが止まってます。
CDを入れ替えるついでに、キッチンに行きコーヒーをいれる。


窓の外に視線を移すと、窓の外には抜ける様な青空が広がっています。
東京って、光化学スモッグとか排気ガスで、空が汚いってイメージが有ったから、ちょっぴり意外な感じです。
「東京でもこんな青空が見れるんだ‥‥‥私の知らない事が東京には多いなぁ」
洋君の事にしても、そう。
私の知らない所で、彼は彼で努力して頑張っている。
私の知らない洋君が居る事に、ちょっぴり切なくなってきた。
一緒に起きて一緒に朝食を食べる。一緒に家を出てそれぞれの職場に向かう。夕方、サンモールで待ち合わせして買い物をして、帰宅。一緒に夕ご飯を食べ、お風呂に入り、一緒の布団で眠りにつく。
そんな何でもない日常が幸せに思えてきた。
「ずぅ~っと、こうして居たいのにな」そんな事を呟いている自分に気づき、思わず赤面してしまう。


「はい、コーヒー・・・一息入れませんか、洋君?」
「おう、サンキュー日向。ちょうどコーヒーが飲みたかったんだ、相変わらず気が利くなぁ」
「ちょっと褒めても、何も出ないわよ・・・(笑)」
「何だよ~、クッキーかケーキ位出て来るかと思ったのによ(笑)」
「そんなに人生は甘くないのよ、ボクぅ」
洋君がニンマリ笑った・・・私も笑顔を返す。
・・・・・そうよね、人生そんなに甘くは無いんだよね。
だから、この一週間は精いっぱい楽しまなきゃね・・・折角神様がくれたチャンスなんだから。
「ねぇ、折角だから、この機会にお揃いのマグカップ買おうか、洋君」
「おっ・・・良いねぇ。何か新婚生活みたいだな」そうほほ笑む洋君・・・洋君も私と同じ気持ちなんだね。
「じゃあ、お互いさっさと仕事を片付けてしまおうな。」そう言いながらモニターを覗き込む洋君に、私はウンってうなづいた。





松舞ラブストーリーアーカイブ
 
ショート・ショート編
モリヒデ・ヒグラシ編
颯太・朝葉編
洋介・日向編
幸一・真子・美結編
御主人様28号・詩音編
比呂十・美咲編
優ママ編
本田・楓編
ある高校生の夏休み編【完結】
(小夜曲)sérénade編【完結】
楓・青木先輩編【完結】
本田・沢田編【完結】
2009年収穫祭編【完結】


blogram投票ボタン
スポンサーサイト

テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://matumai.blog57.fc2.com/tb.php/203-eefe3747
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。