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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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6月10日大切な日
今日は6月10日。
実は、私の誕生日なんです。本当ですよ~(・_・;)
去年の誕生日には、モリヒデにシルバーリングをもらいました。
そうです、19歳の誕生日にシルバーリングをもらうと、幸せになれるってアレです。
モリヒデにそんなロマンチックな一面が有るなんて知りませんでした。
きっと、颯太の入れ知恵辺りだと思いますが(笑)
今年の誕生日には、何をくれるのでしょうか?
ちょっぴりワクワクしてます。
こんばんわ、カナカナです。
―――――――――6月10日(木)―――――――――
実は、うちら4人の中で、モリヒデが一番誕生日が遅くて9月22日なんですよ。
だから今日から3カ月間は、モリヒデにおばさん扱いされるんですよね、腹の立つ!(ー_ー;)

おじいちゃんの家で、バースディパーティーを開いて貰った後、私とモリヒデ、健太の3人は、モリヒデの部屋で、DVDを見てました。
「姉貴、じゃあ俺は、太一の所でプレステしてくっから。モリヒデさんと、ごゆっくり」
意味深な笑顔を浮かべて、健太は部屋を出て行った。
「ったく健太の奴、ごゆっくりってどう言う意味よぉ」
「お前の教育が悪いんじゃないか?」
「何よ、私より、モリヒデの影響が大きいんじゃないの?」
「あのなぁ、ヒグラシぃ」
まずいです、いつも口調で反論しちゃいました(^_^;)ゞ
「あっ、DVD終わったね、コーヒーでもいれようか?」
ちょうどタイミング良くDVDが終わったから、私は席を立った。

2人テーブルに向かい合い、コーヒーを口にする‥‥健太が去った部屋は、静かな緊張感?が流れてます。
「なぁ、ヒグラシ。」
「何よモリヒデ、改まって」ちょっぴり、ドキドキしてきました。
「あのな、これバースディープレゼント」
そう言って、ゴソゴソと箱を取り出した。
「今回は、結構悩んだんだぞ、プレゼントを選ぶのに。気に入るかどうかは、微妙だけどな。」
「何?その微妙って? ねぇ、開けてみてもいい?」
「あぁ、あんまり期待すんなよ」
こんな控えめなモリヒデも珍しいですね、よっぽどプレゼント選びに悩んだんでしょうね(笑)
プレゼントボックスを開けると、中には一冊のアルバムが。
箱から取り出して手に取ってみる。
パラパラとページを捲る。
あっ。
「ねえ‥‥この写真達って」
「あぁ、お前と出会ってからの写真をもう一度焼き直してみたんだ。ほら、この前、楓と圭吾が来た時に一緒に見てたろう。今度は二人だけのアルバムにしてみたんだ。」
「懐かしい♪ ヤマトナデシコが始まりだったもんね。このアメフラシの写真って、携帯で撮った奴よね意外に綺麗に撮れてたんだ。あっ、何よこの写真!」
「えっ?どれどれ?」モリヒデが覗き込んで来た。
「これよこれ、麦わら帽子かぶって自転車押してる写真。これって高1の時の合宿の時?」
「おっおう、そうだそうだ、お前確かレンタルサイクルがパンクしちゃって、トボトボ歩いていたろう」
「あっ、ヒドイ。人の不幸を写真に収めてたんだぁ」
「ああ、たっぷりフィルム1本分な(笑) だから、こんな良い雰囲気の写真になったんだぞ」
「う~ん、確かにシチュエーションを知らない人が見たら、高原のお嬢様って感じよね」
「お嬢様ねぇ‥‥う~ん‥‥」
「何よ! あっねぇこの写真は、精霊流しの時の写真だよね。学園祭の写真も有る~。」
「おうっ、こいつは俺がモデルになってる写真だな」
「あっ、覚えてる。構図がおかしいって言ってた奴よね。」
「あっ、この写真も覚えてるぅ。確か撮った後、朝ちゃんが転んだんだよね」
「そうそう、颯太がオロオロしちゃったんだよな」
「ねぇ、この写真は何処?」
「これは、去年の秋、大阪行った帰り道だぞ」
高校一年、二年、三年、そして去年と、アルバムはページをめくる度に、モリヒデとの懐かしい思い出を蘇らせてくれました。

最後の写真は、今年の春のお花見だった。
「ねえ、まだまだページが残ってるけど、もう写真は無いの」
「馬鹿・・・ここから先の写真は、これからお前と撮っていくんだろ」
「そっそうね。」予想外のセリフに少しビックリした
「お前が婆さんになって、シワだらけになっても、このアルバムに貼り付けてやるからよ。」
「ちょっとそんな写真撮らないでよね」
言葉の裏の意味、分かっていましたが、そこには敢えて触れずにいました。
モリヒデが、真剣なまなざしで私を見ています。
「だから‥‥‥その‥‥‥俺と‥‥‥いつか‥‥‥ったくぅ、何でもねえよ!」少しふて腐れた様にモリヒデはコーヒーを口にする。
私は、モリヒデの目をまっすぐ見つめた。
「ねえ、モリヒデ。ちゃんと言って。今なら私も、素直に答えられる気がするから。」
モリヒデが少し困った顔をしたけど、深く息を吸い込み口を開いた。
「お前をずっと見つめていたいんだ。だからいつか、おっ俺と‥‥‥けっこ‥‥結婚してくれ」
「うん。その言葉ず~っと待っていたよ。」モリヒデの精一杯のプロポーズに、私は素直に頷いた。
「でも、こんな私で後悔しない? やっぱり辞めたってのは、出来ないのよ。」
「そんな事、分かってるさ。俺にはヒグラシ以外考えられないんだ。毎年、二人でアルバムのページを増やして行こう。」
そんな言葉一つ一つに、涙が溢れてくる。
「うん、一生モリヒデと笑顔で暮らすから。だから、笑顔が絶えない家庭を築こうね。」
「あぁ、後悔はさせない。絶対幸せにするからな。」
いつもに無く真剣なモリヒデの言葉は、凄く頼もしかった。
「私だって、モリヒデに愛想を付かされない様に、頑張るからね。」

20年間生きてきて、一番嬉しいバースディプレゼントをもらった気がする。
これ以上無い、お金では決して買う事の出来ない最高のプレゼントです。
まだ、私は学生だし、モリヒデだって社会人とは言え、2年目ですから実際に結婚するのは、まだまだ先の話だろうけど、その日を夢見て頑張って行けそうな気がします。
そっとモリヒデが肩に手を回してきた。
少し汗ばんだ肌と肌が触れ合う。そしてそっと唇を重ねた。
それはいつも以上に甘くて優しいキスだった。

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楓・青木先輩編【完結】
本田・沢田編【完結】
2009年収穫祭編【完結】


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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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