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松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
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プロローグ
さっきから、心臓がバクバクと、鼓動を打っています。
廊下に出て、一度深呼吸をして来ました。
廊下の窓から外を眺めると、校庭が眼下に広がっており、その向こうに松舞の街並み、そしてその向こうには新緑が目吹き始めた、中国山脈が広がっていた。
冬も終わったなぁ・・・人生の冬も今日で終わりだと良いんですが。
僕は音楽室に戻り、フルートを吹く沢田先輩の前に立った。
「あの~沢田先輩・・・」
こんにちは、本田圭吾です。
―――――――――3月12日(金)―――――――――
「なぁに、本田君?」少し緊張した顔で、沢田先輩が僕の方を向く。
きっと、何故僕が声を掛けたのか察しているのだろう。
落ち着いていた心臓が一段と激しく鼓動をし始めた。
視線の端に、楓の姿が写ったが、あいつの顔を見る事は出来なかった、照れ臭い様な、そして楓の表情を読み取るのが少し怖かった。
「練習中にスイマセン。後で少し時間良いですか?」
「うん、良いわよ」
「部活が終わったら、クリスマスイブの時の3ーCの教室に来てもらえますか?」
「うっうん、分かった」
僕はクルッと振り返り、もう一度廊下に出た。

・・・だぁ~、何やってんだ俺。
その場で渡すつもりだったのに、先輩の声を聞いたら・・・・・・緊張してしまい、つい部活後にあの教室に呼び出してしまった。
告白する時間がずれただけで、何も前に進んでいませんよね(^^;)
僕の後を追う様に楓が、音楽室から出てきた。
「ねぇ、本田。ちゃんとクッキー渡せた?『好きです』って告白した?」
「馬鹿、あんなに部員が居る前で、言えるかよ」
「そりゃそうだけど・・・ちゃんと、愛の使者が見守ってるんだから安心しなさいよ。」
「ほっとけよ、大きなお世話だって。お前は、青木先輩にプレゼント貰って、ラブラブモードに入ってりゃ良いだろ。」
少し楓の表情が暗くなった
・・・何?俺、何かマズイ事言っちまった?
「あのね、青木先輩から何も貰ってないんだ・・・実はね、この前別れたんだ・・・」
「そうか、それは言っちゃいけない事言っちまったな、ゴメン」
「気にしないで、私の事より、今はあんたの事だから」
初耳だぞ、そんなそぶりはひとっつも見せなかったな。
他人の心配より、自分の心配が先じゃないかよ楓の奴。
気丈に振る舞う楓の姿が、凛として僕のまぶたに焼き付いた。

松舞ラブストーリーアーカイブ
 ある高校生の夏休み編【完結】
(小夜曲)sérénade編【完結】
ショート・ショート編
モリヒデ・ヒグラシ編
颯太・朝葉編
洋介・日向編
幸一・真子・美結編
楓・青木先輩編
御主人様28号・詩音編
比呂十・美咲編
本田・沢田編
優ママ編
本田・楓編
2009年収穫祭編【完結】


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テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

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