FC2ブログ
松舞町ラブストーリー
山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね。
カウンター

最近の記事

カレンダー

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

カテゴリー

QRコード

QRコード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

たかがバレンタイン、されどバレンタイン
「ちょっとモリヒデ、そこのミルクチョコ10枚取って。それから、牛乳コーナーで生クリーム2つお願いね」
はいはい、分かりました・・・
ったく、俺はヒグラシの奴隷かぁ・・・
「あとは・・・あっホワイトチョコも買っておかなくちゃあ」
はいはい、もう一度お菓子コーナー行けばいいんですね・・・
皆さんこんばんわ、モリヒデです。
―――――――――2月14日(日)―――――――――
朝から、ヒグラシに付き合わされて、サンモールで買い物していました。
「しかし、ヒグラシ・・・普通バレンタインのチョコって、14日は渡すもんだろ、11日の休みってその為に有るんじゃないか(いや、それは違います建国記念日です)」
「だって、先週今週と試験で、そんな暇無かったんだもん。」
「しかも、あげる相手に買い物付き合わせるか?」
「誰が、あんたにあげるって言ったのよ。これは義理チョコ用だよ。」
はっ?マジですか?他の男の為のチョコの買い出しに、俺を付き合わせるんっすか?
「う~ん、大体買い揃ったかな・・・じゃあ、レジ行こ、モリヒデ。」
俺は、敢えて無言のままレジに向かった。
「いや~、モリヒデの車が有って、本当に助かるわぁ。自転車じゃあこんな大荷物、運べないもんね・・・」
俺は無言のまま、エンジンをかけた。
「ちょっとモリヒデ、何か言いなさいよ。なんか感じ悪いわよ」
いや、他の男用のバレンタインチョコの、買い出しに付き合わせる、お前の方が感じ悪いだろ。
「ほら、ちゃんとシートベルト締めておけよ、ヒグラシ」
「ちゃんと締めてるわよ。さてと帰ってからも、忙しいわよ、モリヒデ。」
えっ?買い出しだけじゃなくて、作るのも手伝わせるつもりか?信じらんねぇ
「悪りぃ、俺午後は用事が有るんだ・・・」
「えっ、そうなの?残念・・・手伝ってもらおうと思ったのに」
ヒグラシの奴、少し唇を尖がらせています。
「夜は、居るよねモリヒデ・・・」
「いや、まだ何時に帰ってくるか、分かんないな」
「そっか・・・」
どこか寂しそうな表情のヒグラシです。
いや、寂しいのは俺の方だろ・・・

それから、俺はヒグラシをアパートに降ろし、宛もなく車を走らせた。
広島の方まで車を走らせ時間を潰した。
頭を冷やしてアパートに着いたのは、22時を回った頃だった。
アパートの階段を上がると、俺の部屋の前にヒグラシが蹲っていた。
「おい、ヒグラシ?どうした?」
「『どうした』じゃないわよ、折角のバレンタインデーだって言うのに、どこ行ってんのよ、あんたは。」
いや、バレンタインって言ったって、俺にチョコは無いんだろ・・・
「まぁ、寒いから取りあえず部屋に入れよ」
部屋のテーブルの上には、沢山の料理が並べられていた。
「ヒグラシ・・・これって?」
「折角作った料理が、冷めちゃったじゃないのよ」
「いやだってヒグラシ、俺にチョコ無いって・・・他の男にやるチョコの材料ばっかり買ってたじゃないか」
「今朝の買い物? 他の男って・・・おじいちゃんとおじさんと健太、太一の分だって。モリヒデにあげる分は、ちゃんと別に作って有るんだから、ほら」
マジかよ~、俺、勝手に勘違いして、一人で勝手にムカ付いていた訳ですか?
俺は、冷えきったヒグラシの身体を抱きしめた。
「ゴメン、ゴメンなヒグラシ・・・お前に余計な苦労を掛けさせてしまったな。」
「そうよ、他に本命チョコを貰う宛てが、有るんじゃないかって気になってたんだから。」
「馬鹿、俺はお前だけだって。」
「本当?本当に信じて良いの?」
「あぁ、ヒグラシだけだ」
そっと、ヒグラシと唇を重ねる。
何とか、バレンタインデーの日の内に、チョコが貰えましたね。
たった、一つの本命チョコが。

blogram投票ボタン
スポンサーサイト

テーマ:恋愛小説 - ジャンル:小説・文学

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。